腕を打撲した覚えも、損傷した覚えもないのに、交通事故に遭ってからというものの、腕や手のしびれが気になる。
そのような場合、原因がわからなくて悩む患者様がおられるようです。
このような症状は、腕の神経を司っている、神経が原因である可能性があります。
事故の衝撃により、頭が大きく振られた際に、首の中心にある神経根が首の骨によって圧迫されたり、事故の衝撃で神経が引き伸ばされたりすることがあります。
つまり、腕のしびれやだるさは、それを司る神経が何らかの事情で、挫傷している場合に起こりやすいのです。
神経根症型のむち打ちとは?
神経根症型とは、交通事故の衝撃で、頸椎から出ている神経根が、骨と骨の間に強く挟まれ、圧迫されることによって起こるむち打ち症のひとつです。
神経根症型は、病院やクリニックなどで、MRIや筋電図検査などの精密検査、医師の診断を受けることで、調べることが可能です。
症状としては、腕や手のしびれ、うずくような痛みが最も多く、事故後にいずれかの症状が現れた場合は、必ず診察を受け、診断書を取っておくようにしましょう。
また、骨と骨の間のクッション材である椎間板が、事故の衝撃によってずれてしまった場合、その近くにある神経根を圧迫することがあります。
また、血管が損傷して血腫ができた場合、その近くに神経根があれば、それを圧迫して神経根症を発症する場合があります。
いずれにしても、病院やクリニックなどで、精密検査を受けて、症状を起こしている部位や原因を突き止めておく必要があります。その後のリハビリ・治療は鈴鹿市おおえのき接骨院にお任せください。